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わたしの心が消えるとき
第5章 それぞれの夜
渚は
「ママのためって…母親がやらせてるの…?」
「仕方ないの…」

真由は
「ほのか…何でそんな事…言うの…?」
「だ、だって…お友達でしょ?わ、私達…だから…何でも話せるの…」

渚は、ため息をついた。
「わかった。あたしも話すよ」
「渚…?」
「あのね、あたし時々、夜に街に出て、男誘ってるの。セックスしてるの。あたし、どうしようもなくモヤモヤして、しないと治まらないの」

信じがたい告白の連続で、真由は困惑した。
「どういう事?…ほのかも渚も…おかしいよ…」
渚は
「あたし達、みんな変だって事。真由も気が楽になったんじゃない?」
「ならないよ!…ほのか達は…ボクと違って普通の子だと思ってたのに…!」
「普通って何?」
「わかんないよ…もう…」
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