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わたしの心が消えるとき
第6章 偽りの恋
「ほのか…」
母の表情が変わった。

「なんでそんな事言えるの!?いつからママの言う事きけない悪い子になったの!?」
「わ、私…」
「何度も言ったでしょ!?あたし子供なんて欲しくなかった!!あの人がいればよかったの!!あんたを産んだのは、あの人を引き留めるため!!なのにあいつは出て行った!!わかる!?あんたは要らない子なの!!」

「ママ…」
「一人でここまで育てるのに、あたしがどんなに苦労したかわかる!?ミルク飲ませてオムツ替えて病院にも連れてって…あんたにご飯食べさせてるのは誰!?無理してあんなお嬢様学校に通わせてあげてるのは誰!?言ってみなさい!!」
「ご、ごめんなさい…私…」
「少しは恩返ししようとか思わないの!?あんたはね、ちょっと顔が可愛い以外に何の取り柄もないの!!他に何ができるの!?ママのために、何ができるの!?」
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