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わたしの心が消えるとき
第6章 偽りの恋
「真由!」
渚は真由の手を引き、祥に向かって
「ちょっと待ってて!すぐ戻るから。ほら、真由も来て!」


真由を外に連れ出した。
「何あいつ!!サイテーだよ!!」
真由は怒り心頭だ。

渚は
「そんな事、初めからわかってたでしょ?」
「渚は平気なの!?ほのかの事、あんな風に言われて!」
「それでも、ほのかはあの男に抱かれたいんだよ」
「ボクは認めない!あんな奴!」
「あたしも嫌いだよ。でもね、それはほのかが決める事だよ」
「でも…」
「あの子もバカじゃないよ。あいつがどんな男か、わかってると思う。それでも夢を見たいんだ」
「……」
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