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わたしの心が消えるとき
第6章 偽りの恋
「俺は、今のままのお前が好きだぞ。エロくて最高だ」
「バカ…」

いきなり、隆司が後ろから胸を揉んできた。
「ちょ…ちょっと!何!?」
「セックスしたいって言ったろ?」
「バカじゃないの?…こんなトコで…あっ…」
「開放的でいいじゃないか」

渚の服を脱がせにかかる。
「あんたホント、ヘンタイだね…」
「変態上等だ」
「シャワーも浴びてないのに…」
「俺は構わんよ」

ふたりは全裸になった。
夜とはいえ、この時期は蒸し暑い。
しかし、この高さでは少し風が吹いていて、素肌に心地よい。

隆司は体を反らし、柵に背中を預けて、腰を付き出した。
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