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わたしの心が消えるとき
第6章 偽りの恋
月曜日、ほのかは学校を休んだ。
母親から、体調が悪いので休ませると連絡があったらしい。

あの日だ…
渚にはわかっていた。

今日、ほのかは、お金のために処女を無くすんだ…
でも、あたしには関係ない。
何もできない…

翌日も、ほのかは学校に来なかった。
生徒達は、渚を盗み見ながら、色々噂しあっていた。
「西村さん、今日も来ないね」
「あの子、何されても学校休まなかったのに」
「やっぱり、アレじゃない?」
「えっ?何?何?」
「清川さん、助けたフリして、本当は虐めてるんじゃないの?」
「なんか、やりそうだよね」
「沢田さんが休んでるのも、清川さんのせいかも」
「やだぁ、恐いよね」
「しっ!清川さんに聞こえるよ」

…もう聞こえてるよ。

渚は相手にしなかった。
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