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わたしの心が消えるとき
第6章 偽りの恋
そして水曜日…

渚が学校から帰ると、家の前で、ふたりの少女が待っていた。
真由とほのかだ。

真由は
「約束の日だよ。渚、行こう」
渚は
「行こう…って…月曜はどうしたの?」
ほのかが言った
「に、逃げたの…私…」
真由が続けた
「今までボクの家にいたんだ」

月曜日、ほのかは母親の隙をついて家から抜け出した。
しかし、行く当てはない。
渚の所には行けない。
あの一件で、きっと渚は怒っているに違いない…
真由は、まだ渚の家にいるだろう。

それでもわずかな望みをかけて、真由の家に行った。
彼女はいた。
真由は家族にうまく話して、ほのかをかくまってくれた。
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