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わたしの心が消えるとき
第6章 偽りの恋
母親は娘を必死に捜しているだろう。
しかし、たぶん警察に行く事はない。
調べられたら、性的虐待という自分の犯罪が明るみになるからだ。
それが、ほのかの下した決断だ。
実際、解決した訳ではないが、初めて母親に反抗したのだ。
三人はバスに乗った。
ほのかは恐る恐る
「な、渚ちゃん…あの…祥さんに、もう電話しちゃった?」
「断りの電話?してないよ」
「よ、よかった…」
真由は嬉しそうに
「やっぱり渚、ほのかの事、信じてたんだね」
「電話、忘れてただけだよ」
「渚…」
「何?」
「ごめん…。ボク、この前ひどい事言ったよね」
「気にしてないよ」
「あれから、ほのかと色々話したんだ…。渚、本当はほのかの事、本気で心配してるんだよね」
しかし、たぶん警察に行く事はない。
調べられたら、性的虐待という自分の犯罪が明るみになるからだ。
それが、ほのかの下した決断だ。
実際、解決した訳ではないが、初めて母親に反抗したのだ。
三人はバスに乗った。
ほのかは恐る恐る
「な、渚ちゃん…あの…祥さんに、もう電話しちゃった?」
「断りの電話?してないよ」
「よ、よかった…」
真由は嬉しそうに
「やっぱり渚、ほのかの事、信じてたんだね」
「電話、忘れてただけだよ」
「渚…」
「何?」
「ごめん…。ボク、この前ひどい事言ったよね」
「気にしてないよ」
「あれから、ほのかと色々話したんだ…。渚、本当はほのかの事、本気で心配してるんだよね」