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わたしの心が消えるとき
第6章 偽りの恋
ほのかは、アパートのドアの前で深呼吸をした。
呼び鈴を押す。
現れたのは、あの日と同じ優しい笑顔の祥。
小さな胸が高鳴る。
「ほのかちゃん。待ってたよ」
「こ、こんばんは…」
「行こうか。お腹減ってるよね?」
「はい」
ふたりは車に乗った。
普段、祥の愛車は高級外車だが、この日は普通のサラリーマン役だ。
そのために小さな国産車を用意していた。
食事の場所も、あえて普通のファミレスにした。
ほのかはスパゲティーの皿を前に、もじもじしていた。
「どうしたの?全然食べてないよ」
ステーキを頬張りながら祥が尋ねると
「あ、あの…祥さん…」
「ん?」
「本当に、わ、私の事好きですか…?」
本当に…か。
祥は心の中で苦笑した。
「もちろんだよ。どうして?」
呼び鈴を押す。
現れたのは、あの日と同じ優しい笑顔の祥。
小さな胸が高鳴る。
「ほのかちゃん。待ってたよ」
「こ、こんばんは…」
「行こうか。お腹減ってるよね?」
「はい」
ふたりは車に乗った。
普段、祥の愛車は高級外車だが、この日は普通のサラリーマン役だ。
そのために小さな国産車を用意していた。
食事の場所も、あえて普通のファミレスにした。
ほのかはスパゲティーの皿を前に、もじもじしていた。
「どうしたの?全然食べてないよ」
ステーキを頬張りながら祥が尋ねると
「あ、あの…祥さん…」
「ん?」
「本当に、わ、私の事好きですか…?」
本当に…か。
祥は心の中で苦笑した。
「もちろんだよ。どうして?」