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わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
「承知しました」
「相変わらず男遊びが盛んなようだな」
「申し訳ありません…注意してるのですが…」
「まあいい。あの子の自由にさせろ。ピルだけは、忘れずにな」
「はい、ちゃんと毎日…」

「ところで…お前もまだ、女として枯れてないだろう?どうだ、今度ひとつ」
女性は、少しうろたえて
「とんでもございません…私などに、もう先生のお相手は…」
「まあ、考えておいてくれ。後始末、頼むよ」

老人は、小さく笑って帰っていった。

女性は、テーブルの上の髪包みを一瞥して、ため息をつくと、少女の部屋に上がっていった。
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