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わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
真由は、すがるように
「メロンソーダ、おごってあげるから。ね、お願い」
「…わかったよ…」

トラブルの予感がした。
頭痛どころではなさそうだ…


祥と会うのに使った、あのファミレスに行った。

真由は言いにくそうに
「あ、あのさ、ちょっと聞きたいんだけど…」
渚は、メロンソーダのストローを咥えながら
「何?」
「渚って…あれ、する時…ちゃんと着けてるの?」
「ゴムの事?しないよ」
「じゃあ、外に…?」

渚は、あっさりと
「ううん、中に出してもらってる。その方が感じるから」
「大丈夫なの?その…」
「妊娠?あたしね、絶対しない気がするの。どうしてかわかんないけど」
「心配じゃない?」
「別に…ねえ、何でそんな事きくの?」
「……」
「真由はどうなの?弟と…」
渚は言葉を切った。
真由の顔が青い。
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