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わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
「真由…?」
真由はいきなり立ち上がり、トイレに向かって走る。
渚は後を追った。
個室に入るのが間に合わなかったようだ。
真由は洗面台で嘔吐していた。
渚はその背中をさすりながら
「それ、いつから?」
「一週間前…何でもないよ…」
「家の人には話した?」
真由は首を横に振った。
「だって…まだはっきりしないし…言えない…」
「薬屋、行こうよ」
「な…何しに?」
「検査薬」
「何でもないよ!大丈夫だって!」
「じゃあ、なんでさっき、あんな事きいたの?」
「……」
「いいよ。あたしが買ってくるから。真由、恥ずかしいでしょ?」
真由はいきなり立ち上がり、トイレに向かって走る。
渚は後を追った。
個室に入るのが間に合わなかったようだ。
真由は洗面台で嘔吐していた。
渚はその背中をさすりながら
「それ、いつから?」
「一週間前…何でもないよ…」
「家の人には話した?」
真由は首を横に振った。
「だって…まだはっきりしないし…言えない…」
「薬屋、行こうよ」
「な…何しに?」
「検査薬」
「何でもないよ!大丈夫だって!」
「じゃあ、なんでさっき、あんな事きいたの?」
「……」
「いいよ。あたしが買ってくるから。真由、恥ずかしいでしょ?」