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わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
「ごめんね…初めてのあの時、ボクがはっきり断れば良かったんだ。ボクが悪いんだよ。ごめんね…」
「そんな…勝手だよ!俺は姉ちゃんが好きなんだ!愛してるんだ!!わかってるだろ!!」

真由にのしかかり、Tシャツを捲り上げた。
抵抗する真由を押さえ付けながら、ショートパンツを下ろし、ショーツに手を入れた。
乱暴に陰部をまさぐる。
「やめて!!やだ!!痛い!!」
「姉ちゃんは俺のものだ!」

真由は思わず叫んでしまった。
「やめて!!赤ちゃんがいるの!!」
弟の手が止まった。

「嘘だ…」
「本当だよ…ボク妊娠したんだ…どうしてか…わかるよね?」
「姉ちゃん…俺としたくないから…そんな嘘を…」
「嘘じゃないよ」

姉の真剣な表情で、貴志は理解した。
「…わかった…セックスはしないよ…」
「貴志…」
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