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わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
「なのに、何もできなかった。父さんの責任だ」
「お父さん…」
「すまなかった。許してくれ…」
父も涙を流していた。

「お父さん…ボク、話しがあるんだ。大事な話し。貴志にも聞いてもらいたい。あとで行くから下で待ってて」
「わかった…」

父が部屋を去ると、真由は携帯に手を伸ばした。
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