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わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
渚の家に着くまで真由はずっと泣いていた。
しかし渚の隣の部屋で布団に入ると、間もなく眠ってしまった。
今日の一件で疲れたようだ。

渚も寝ようとした時、携帯が鳴った。
ほのかからの電話だった。
「夜遅くにごめんね。大丈夫?」
「うん」
「真由ちゃん、電話しても出ないの」
「あ、そっか。携帯忘れて来たんだ」
「えっ?」

渚は今日の事を話した。

ほのかは
「真由ちゃん、やっぱり産むんだね。赤ちゃん」
「反対されてるけどね」
「これからどうするの?」
「どうしようかな…何も考えないで連れ出しちゃったから…」
「でも私、渚ちゃんは正しいと思うよ」
「そうかな…とにかくあたし、真由が産みたいって言うなら叶えてあげたい。頑固オヤジが何言ってもね」
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