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わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
「渚、渚、起きて」
真由が揺り起こしている。
渚はゆっくり目を開けた。もう昼だった。

「おばさんがね、お昼ご飯の支度できたって」
「そう…」
渚は辛そうに体を起こした。
真由は
「大丈夫?顔色悪いよ…もしかして寝てないの?」
「平気…真由はどうなの?」
「ボクは…寝たら少し落ち着いたけど…」


午後は渚の部屋で音楽を聴いて過ごした。

真由は
「これがハードロック?なんか…騒がしくて…よくわかんない」
「そう?この曲、あたしのお気に入りだよ」
「渚は英語得意だっけ?歌詞とかわかるの?」
「そんなの、わかんないよ。雰囲気で聴いてるの」
「ふうん…渚、すごいね」

何がすごいんだろう…
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