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わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
真由は
「お父さん達…どうしてるかな…」
「弟と話し合ってると思うよ」
「帰った方がいいかな」
「向こうから連絡してくるの待った方がいいよ」
「うん…」

渚は
「まだ決心変わらないよね?」
「変わらないよ!ボク絶対産みたい!」
「それならいいよ」


結局、その日は連絡のないまま夜を迎えた。

深夜、渚は目を覚ました。
またあの衝動が襲ってきたのだ。
昨夜よりさらに強い。

もう耐えられなかった。
セックスしないと、おさまりそうもない。

服を着て部屋を出ると、廊下で真由に鉢合わせした。
トイレにでも行っていたのだろう。
真由は驚いて
「どこ行くの?夜中だよ?」
渚は無言で真由の横をすり抜けようとした。
真由は渚の手を掴む。
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