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わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
翌日、真由の父親から電話があった。
話しがしたいから帰って来てほしいと言った。

真由は渚と一緒に家に戻った。


貴志はいなかった。
父親は疲れた様子だったが、それでも決心した顔で
「貴志は家から出した。いくら混乱したとはいえ、お前にあんな事するのは許しておけない」
真由は心配そうに
「今、どこにいるの?」
「知り合いの家に預けてある。その男はインドネシアで事業をしていて、貴志をそこに行かせる事にした」
「インドネシア!?」

「あいつには、人として学ぶべき事が沢山ある。早いうちから海外に出て、これから発展する国で、力を発揮してもらいたい。俺のようになって欲しくはないんだ」
「よく貴志が納得したね」

渚は焦れていた。

弟なんかどうでもいいよ…
真由の事はどうするの?

父親は
「大変だったよ。俺を捨てるのかと言って暴れて…説得するのに骨が折れた」
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