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わたしの心が消えるとき
第7章 迷いの海、夏休みの終わり
夏休みもあと数日で終わる頃、ほのかが帰ってきた。
叔父のはからいで、三日間の滞在が許されたのだ。


真由と渚は、迎えにいくため、駅に向かっていた。

しかし、今日の渚は様子が変だ。
ほのかに会えるのに、嬉しそうではない。

歩きながら渚はつぶやいた。
「何か…面倒くさいな…」

真由は渚の顔を見つめた。
表情がない。
「渚…具合悪いの?…頭が痛いとか…?」
「別に…」
「もしかして…セックスしたいの…?」
「セックスはしたよ。昨日」
「えっ!?」
「ていうか…してないけど、した気がするの。いっぱい…」
「何それ…」
「いいじゃない。ほっといて」

ぶっきらぼうな態度…
初めて会った時に似ている。
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