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わたしの心が消えるとき
第8章 最後の野獣
渚は老人を見上げる。喜びに満ちたその表情は、ゾッとするほど美しい…
「お父さん…大好き…」
「娘よ…」

醜悪な顔が近づく。
唇が重なる。

渚は徳松に抱きつき、夢中で舌を絡める。

真由とほのかは、もう言葉がない。

長い口づけの後、渚はそのまま、老人の首筋、胸へと舌を這わせる。

徳松は真由達に向かって
「餞別代わりに、娘の真の生い立ちを聞かせてやろう。この子も知らない真実だ」

渚の舌は、下腹部に到達した。
うっとりと、巨大な肉棒を見つめる。

老人は話し続けた。
「20年前の事だ。私は、この町の市会議員から、国政に打って出ようとしていた。後援会主催のパーティーで、私はひとりの女に出会った」
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