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わたしの心が消えるとき
第1章 笑わない少女
娘は夜の街を当てもなく、うろついた。
名前も言わず会話もない。
男は後ろを歩いた。
特にどこかに立ち寄るわけでもない。
人を誘っておきながら、あまり楽しそうに見えない。

変な娘だ…
まあ、俺も暇だから別に構わないが…

市街地の外れまで来た時、娘が振り向いた。
『ねえ…あたし疲れた。ホテル行こうよ』
まあ予想はしていた。
人並みに性欲のある健康な男としては、断る理由もない。

ホテルに入ると娘は手慣れた様子で、さっさと服を脱ぐとバスルームに入って行った。

改めてベッドの上で少女を見た時、これはヤバいんじゃないかと思った。

小さな顔に、睫毛の長い大きな眼。
明るいブラウンの瞳…
少しピンクがかった白い肌…
身体全体の色素が薄い。
不思議な透明感がある、綺麗な娘だ。
しかし…

骨格が未発達で、簡単に折れそうな華奢な身体。
先端の尖った、丸みの少ない、小さな乳房。
陰毛が生え始めたばかりの、小さな性器。

正真正銘の子供だ。

しかし、ここまで来たらもう抱くしかない。
それに、この俺を誘う奇特な少女…
大いに興味をそそられた。
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