この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
わたしの心が消えるとき
第8章 最後の野獣
何時間経ったのか…
今は何時か…
昼か夜か、それさえもわからない。
この部屋には、時計はおろか、窓さえもないのだ。
渚が気を失ってからも、老人はしばらくその身体を蹂躙していたが、ようやく疲れたように眠りに落ちていた。
もう少しだ…渚…待ってて…
真由はなんとか両手のロープを外そうと、もがいていた。
長時間の努力で、すでにかなり緩んでいる。
隣のほのかは絶望したように、うつむいて動かない。
手の皮膚が擦り切れて、血が流れるのを感じるが、構っていられない。
今度はボク達が渚を助けるんだ!
あんな化け物には、絶対渡さない!
外れた!
足のロープを解いた。
「ほのか!」
「真由ちゃん…えっ!?外れたの!?」
「行くよ!渚を助けるんだ!」
「真由ちゃん!手に血が…」
「大丈夫だよ!早く!」
今は何時か…
昼か夜か、それさえもわからない。
この部屋には、時計はおろか、窓さえもないのだ。
渚が気を失ってからも、老人はしばらくその身体を蹂躙していたが、ようやく疲れたように眠りに落ちていた。
もう少しだ…渚…待ってて…
真由はなんとか両手のロープを外そうと、もがいていた。
長時間の努力で、すでにかなり緩んでいる。
隣のほのかは絶望したように、うつむいて動かない。
手の皮膚が擦り切れて、血が流れるのを感じるが、構っていられない。
今度はボク達が渚を助けるんだ!
あんな化け物には、絶対渡さない!
外れた!
足のロープを解いた。
「ほのか!」
「真由ちゃん…えっ!?外れたの!?」
「行くよ!渚を助けるんだ!」
「真由ちゃん!手に血が…」
「大丈夫だよ!早く!」