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わたしの心が消えるとき
第4章 捨てられた制服
「やめなってば!」
再度、真由が叫ぶと、彼女達に歩み寄り、いじめっ子を押しのけて、ほのかを引っ張りだした。
ほのかは、なぜか真由の手も振りほどこうとしている。
いじめっ子が、真由の脚を蹴った。
「痛っ!」
真由が睨み返すと、嘲るように
「何だよ、ボンビーのくせに。特待生だからって、いい気になるんじゃないよ!」
「こいつらボンビー同士だから、かばってんじゃないの?」
笑い声。
頭痛い…気持ち悪い…
何あれ。ますますグチャグチャじゃない…
渚の苛立ちは、頂点に達した。
ノートを丸めると、彼女達に近寄った。
「清川…?」
真由が驚いている。
渚は無言で、次々と、その場の全員の頭をノートで叩いた。
静かになった。
いじめっ子達も、渚には何も言わず教室から出て行った。
再度、真由が叫ぶと、彼女達に歩み寄り、いじめっ子を押しのけて、ほのかを引っ張りだした。
ほのかは、なぜか真由の手も振りほどこうとしている。
いじめっ子が、真由の脚を蹴った。
「痛っ!」
真由が睨み返すと、嘲るように
「何だよ、ボンビーのくせに。特待生だからって、いい気になるんじゃないよ!」
「こいつらボンビー同士だから、かばってんじゃないの?」
笑い声。
頭痛い…気持ち悪い…
何あれ。ますますグチャグチャじゃない…
渚の苛立ちは、頂点に達した。
ノートを丸めると、彼女達に近寄った。
「清川…?」
真由が驚いている。
渚は無言で、次々と、その場の全員の頭をノートで叩いた。
静かになった。
いじめっ子達も、渚には何も言わず教室から出て行った。