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わたしの心が消えるとき
第8章 最後の野獣
「渚ちゃん、まだ起きないんだよ!おかしいよ!早く病院連れていかないと!」
「わかってるよ!ボクだって困ってるんだ!!」
「真由ちゃん…渚ちゃんが大切じゃないんだ…」
「何言ってんだよ!!ほのかなんて、泣いてるだけで何もしないじゃないか!!」
「……」

「ごめん…言いすぎた…」
「いいの…本当の事だから…」
「ねえ、少し寝よう。ボク達、きっと疲れてるんだよ」
「うん…」

明かりを暗くして、ふたりは渚を挟んで横になった。
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