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わたしの心が消えるとき
第9章 闇の向こう
しかしその想いを叶えるのは容易ではなかった。
長い説得を経て、真由はようやく理解したが、父親は反対し続けた。

許しを得たのは、父親が病に倒れ、息を引き取る時だった。
「真由を…宜しくお願いします…」
それが最期の言葉だった。

真由は女の子を産んだ。
15歳の出産は、思いの外大変だった。

少女は母になった。

彼女が16歳になるのを待って入籍した。


互いに舌を絡め合いながら、瑞々しく熟れた果実のような真由の秘肉に、隆司の怒張した肉棒が侵入していく。
真由は言葉にならない快感と、満たされていく幸福に身を震わせた。
隆司は自分を受け入れ、さらに奥へと誘う真由の愛と体を感じていた。
それは温かく彼を包み込み、さらに貪欲に感じようと締め付ける。

隆司の想いと体の動きが加速していく。
真由は体を密着させて、全身で隆司の体を感じていた。
ふたりはすでに獣になり、ただ本能のままに互いを激しく求め合う。
無限に思えた高まりは限界に達し、ふたりは同時に絶頂を迎えた。
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