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わたしの心が消えるとき
第4章 捨てられた制服
ほのかは、何か言いたそうに、もじもじと立っていた。
渚は、ちょっと呆れた。

何なの?この子…

ほのかは、泣き出しそうな声で
「あ、あの…あの…」
「何?」
「わ、私の…あの…」
「だから何?」

渚は、先程のいじめっ子の気持ちがわかる気がした。

「わ、私の…お友達…に…なって…く、ください…」
やっとそれだけ言うと、顔を赤らめて、うつむいた。
「ああ、友達ね。あたし、そーゆーの要らないから」
「でも…わ、私…いないんです…と、友達…」
「なんで、あたしなの?他の子にしたら?ほら、さっきの沢田とか」
「き、清川さん…優しい…から…」
「はあ?…あたしが?」

この子、ますます訳わかんない。
なんか、面倒くさい…
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