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わたしの心が消えるとき
第4章 捨てられた制服
「わかったよ。好きにしたら?」
「あ、あ、ありがとうございます!」
「じゃあ、敬語はやめて。あたしの事も、渚でいいから。どもりは…まあ、しょうがないか」
「はい…あ…う、うん…あの…わ、私…やっぱり…ど、どもって…いるよね…」
「まあ…少しね」
「こ…こんなの…嫌い…?」
ほら、また泣きそうな顔…
やめなよ、それ。
「気にしないよ。人それぞれだから。あ、傷ついた?あたしこんな調子だから」
「だ…大丈夫…」
その時、チャイムが鳴って、会話は打ち切りになった。
下校時間になっても、渚の頭痛は治まらなかった。
坂道を登る足取りも重い。
あの子のせいかな…
なんか、疲れた…
今日のあたし、しゃべり過ぎだよ…
それにしても、頭痛、先月よりひどいな…
「あ、あ、ありがとうございます!」
「じゃあ、敬語はやめて。あたしの事も、渚でいいから。どもりは…まあ、しょうがないか」
「はい…あ…う、うん…あの…わ、私…やっぱり…ど、どもって…いるよね…」
「まあ…少しね」
「こ…こんなの…嫌い…?」
ほら、また泣きそうな顔…
やめなよ、それ。
「気にしないよ。人それぞれだから。あ、傷ついた?あたしこんな調子だから」
「だ…大丈夫…」
その時、チャイムが鳴って、会話は打ち切りになった。
下校時間になっても、渚の頭痛は治まらなかった。
坂道を登る足取りも重い。
あの子のせいかな…
なんか、疲れた…
今日のあたし、しゃべり過ぎだよ…
それにしても、頭痛、先月よりひどいな…