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わたしの心が消えるとき
第4章 捨てられた制服
真由が今度は渚に向かって
「渚も、綺麗な顔してるんだから、もっと笑ったらいいと思うよ」
「別に…楽しい事もないから、笑えないよ」
ほのかは羨ましそうに
「な、渚ちゃんは…眼がとっても、す、素敵…」
真由も同調して
「だよね。瞳が綺麗で、睫毛長いし、唇もピンク。化粧してるみたい。まさか、してるとか?」
「してないよ。面倒臭いし」
「冗談だよ」
真由は笑った。
何が可笑しいのか、渚にはわからない。
友達って、こんなの?
これが何か楽しいの?
彼女達の様子を、以前ほのかを虐めていた生徒達が、離れて見ていた。
つまらなそうだった。
金曜の昼休み。
真由が外で食べようと提案して、三人は花壇の縁に腰掛けて、弁当を食べていた。
「渚も、綺麗な顔してるんだから、もっと笑ったらいいと思うよ」
「別に…楽しい事もないから、笑えないよ」
ほのかは羨ましそうに
「な、渚ちゃんは…眼がとっても、す、素敵…」
真由も同調して
「だよね。瞳が綺麗で、睫毛長いし、唇もピンク。化粧してるみたい。まさか、してるとか?」
「してないよ。面倒臭いし」
「冗談だよ」
真由は笑った。
何が可笑しいのか、渚にはわからない。
友達って、こんなの?
これが何か楽しいの?
彼女達の様子を、以前ほのかを虐めていた生徒達が、離れて見ていた。
つまらなそうだった。
金曜の昼休み。
真由が外で食べようと提案して、三人は花壇の縁に腰掛けて、弁当を食べていた。