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わたしの心が消えるとき
第4章 捨てられた制服
彼女の様子は、なぜか、全く冗談に見えない。

「今やらないなら、あたしとちょっと付き合ってよ」
「え…?」
どうしてこんな綺麗な娘が、僕みたいな冴えない男に…?

「あたしじゃ、イヤ?」
「そうじゃないけど…どうして…」
「歩き疲れたの。ホテル行かない?」
「ホテルって…」
「あ、言っとくけどエンコーじゃないよ。お金いらないから」

ますます、訳がわからない。
何かの詐欺かもしれない。美人局とか?
しかしなぜかこの娘は、絶対にそれとは違う気がする。
もしかしたら、本当に…

結局、流されるようにホテルに入ってしまった。

シャワーを浴びた後、並んでベッドに座る。

祐介はちらりと少女を見た。
ラブホテルの粗末な寝間着の下は…当然、何も着けていないだろう…
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