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わたしの心が消えるとき
第4章 捨てられた制服
渚は
「何してるの?」
生徒が振り向いた。うろたえながら、口々に
「別に…掃除だよ」
「清川には…関係ないから」
渚は歩み寄り、生徒を睨んだ。ドアを押さえていた生徒が、後ろに下がった。
ドアを開けると…いた。
ふたり共、下着姿で、ずぶ濡れだ。
真由は、ほのかを守るように抱きしめて、こちらを睨んでいた。
その背中は、アザだらけだ。
ほのかは泣いていた。
渚は、茫然と立ち尽くした。
その後ろで生徒達が
「ちょっと…遊んでただけだよ」
「なあ…清川、関係ないよな?」
渚は振り向いた。
無表情だ。
「関係あるよ…友達だから」
いじめっ子達は、怯えたように後ずさりして、走り去った。
「何してるの?」
生徒が振り向いた。うろたえながら、口々に
「別に…掃除だよ」
「清川には…関係ないから」
渚は歩み寄り、生徒を睨んだ。ドアを押さえていた生徒が、後ろに下がった。
ドアを開けると…いた。
ふたり共、下着姿で、ずぶ濡れだ。
真由は、ほのかを守るように抱きしめて、こちらを睨んでいた。
その背中は、アザだらけだ。
ほのかは泣いていた。
渚は、茫然と立ち尽くした。
その後ろで生徒達が
「ちょっと…遊んでただけだよ」
「なあ…清川、関係ないよな?」
渚は振り向いた。
無表情だ。
「関係あるよ…友達だから」
いじめっ子達は、怯えたように後ずさりして、走り去った。