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わたしの心が消えるとき
第4章 捨てられた制服
進藤隆司は、夜の街をフラフラと歩いていた。
酔っていた。

今日、また仕事をクビになったのだ。
就業態度が悪い…というのが主な理由である。毎度の事だ。

やけ酒を飲みに入ったスナックでも、暴れて追い出された。

あの夜抱いた少女の事が頭に浮かんだ。

何だ?…何考えてる?…あんな子供とまたヤりたいとか思ってるのか?俺は…

ふたりの若い男が歩いてきた。
すれ違い様に肩が触れ、足元のおぼつかない隆司は、よろけて転んだ。

「オッサン、気をつけな」
男達は笑いながら歩き去ろうとした。
「おい、待てよ」
隆司は立ち上がり、男に殴りかかる。
不意打ちの一発は、男の顔面にヒットした。
「何だコイツ!!」
あっさり反撃に合い、隆司は再び路上に転がされた。

何やってんだ、俺は…
今日は最悪だ…
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