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わたしの心が消えるとき
第4章 捨てられた制服
「ほのか、元がいいから、やりがいあるよ。メイクのノリもいいし」
「…す、す、すごいよ!渚ちゃん!」

渚は、少し恥ずかしそうに
「まあ…あたしも嫌いじゃないから…こういうの」
「す、すごく上手だよ!…渚ちゃん…す、素敵…」
そして改めて、鏡に映る自分を嬉しそうに見つめた。
渚も少し、温かい気持ちになった。
「でもそれ、帰るまでに落とさないとね。ほのかのお母さん、びっくりするから」
「そ、そうだね…もったいないけど」
ほのかは笑った。そして渚も…

そんな渚を見て、ほのかは本当に嬉しかった。

渚ちゃんの笑顔…初めて見た!
すごく綺麗…!
もっと笑えばいいのに…

渚の祖母が、夕食はいかがですかと勧めてきた。

ほのかは遠慮していたが、渚は
「いいじゃない。自慢じゃないけど、おばあちゃんの料理、すごく美味しいから」
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