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堕ちる…
第6章 終焉、そして…
駅に着きました。

ここから私は、亮と一緒に新しい人生を始めるのです。

でも、約束の時間になっても…
亮は現れません。

携帯に電話しても、繋がりません。

1時間が過ぎ、不安になって、彼のアパートに行きました。
部屋はすでに引き払った後で…
彼の姿はありません。

勤め先に行っても…
すでに退職していました。

私は他に行くあてもなく、駅に戻りました。

ベンチに腰掛け、雑踏を見ながら考えました。

どうして来ないの?
事故に遭ったのかしら…
今頃は病院?
それとも…まさか…死…

そんな事、考えたくない!

もしかして…
夫が何かしたの?

私を幸せにしない為に…
また人を使って…
彼に暴力とか…監禁とか…

でも、そんなのは犯罪だ。
そこまでするだろうか。
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