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魔法少女sweetyまろん
第2章 ライバル登場!?そして最凶の敵現る!
目が覚めると…

海の向こうから、朝日が上り始めていた。

…まぶしい…

れいかはまだ、あたしに抱きついたまま、すやすやと眠っている。

あたし達のいた倉庫は、跡形もなく消し飛び…
大ダコの姿もない。

やがて、れいかは目覚めると、顔を赤らめ、慌ててあたしから離れた。

そんなれいかを、じっと見つめる。
「な…何見てるのよ!?」
「れいかって…なんか可愛い…」
「当然でしょ?それより美しいって言って欲しいわね。淫乱なあなたと違って、私まだ純潔よ」
「…やっぱりあんた可愛くない!」
「タコに弄ばれて、感じてたんじゃないの?」

あたしも言い返した。
「あの時、放っとけばよかったなぁ。今頃、あんたなんかメチャメチャに犯されてたから!」
「ひどい…!」
「どっちが?あんたを助けて、あんな目に遭ったのに、お礼のひとつもないわけ?」

れいかは、そっぽを向いて、うつむいた。
それから小さな声で
「…ありがとう…」
「ん?何か言った?よく聞こえないよ?」
「な…何も言ってないわ!気のせいよ!空耳よ!」
「ふぅーん…まぁ、いいか…」

それきり、ふたり共黙り込んでしまった。
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