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私、普通の恋愛は無理なんです
第5章 サイドストーリー✦香織視点1
すぐにタクシーで部長のマンションに送った。初めて来たそこは衝撃的だった。おそらく、いわゆる億ションであろう部長の部屋は散らかり放題だったから。蒸し暑い部屋の奥の寝室だけが掃除が行き届いていた。使っていない部屋のように。そこで部長をパジャマに着替えさせる。
「分かってくれよ……なあ?」と寝返りをうってゴロンと私に背中を向ける。乱れた髪を撫で、筋肉質で広いその背中を擦った。
「部長、風邪ひきますよ」
部長が私の方に寝返りを打った。
「分かってくれよ……なあ?」と寝返りをうってゴロンと私に背中を向ける。乱れた髪を撫で、筋肉質で広いその背中を擦った。
「部長、風邪ひきますよ」
部長が私の方に寝返りを打った。