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私、普通の恋愛は無理なんです
第8章 サイドストーリー✦香織視点2
午前四時すぎ。部長は私の家の前まで送ってくれた。
「じゃあ、おやすみ……」
ちゅっ……。
部長に抱き寄せられて、小鳥のように唇が啄まれる。
「イヤッ……」と言ってうつむく私を部長が心配そうに覗き込んだ。だって、このキスが終わったらもう帰らなきゃいけないから。もう少し部長といたいのに、車から降りなきゃならないから。
「私も一緒に行きたい」
今度はほっぺに部長の固い唇が落ちる。優しいキスに胸がパンクしそうだった。いつの間にか溢れた涙がほっぺを滑って、少し驚く。部長の唇が耳に当たる。
「困るんだよ。北山、お前がダウンすっと……」
部長の冷たい両方の手のひらが私のほっぺを包んで、
ちゅっ……。
冷たくて固い唇に啄まれた。
「じゃあ、おやすみ……」
ちゅっ……。
部長に抱き寄せられて、小鳥のように唇が啄まれる。
「イヤッ……」と言ってうつむく私を部長が心配そうに覗き込んだ。だって、このキスが終わったらもう帰らなきゃいけないから。もう少し部長といたいのに、車から降りなきゃならないから。
「私も一緒に行きたい」
今度はほっぺに部長の固い唇が落ちる。優しいキスに胸がパンクしそうだった。いつの間にか溢れた涙がほっぺを滑って、少し驚く。部長の唇が耳に当たる。
「困るんだよ。北山、お前がダウンすっと……」
部長の冷たい両方の手のひらが私のほっぺを包んで、
ちゅっ……。
冷たくて固い唇に啄まれた。