この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
きっかけは?
第2章 年下の男の子🎵
フェアが昨日で終わり、ピカピカの『星川』のネームプレートが眩しい優希ちゃんを前に、私は頭を抱えている。
「先輩、ランチは外にいきましょうね。」
部長が『次はスプリングフェアだ。』と叫ぶ中、大盛況に終わったオータムフェアの余韻から抜け切れない雰囲気が事務室には漂っている。
ウィンターフェアは企画部企画二課が受け持ち今日からの開催。課ごとでリレーしていくので、三ヶ月後のスプリングフェアまでしばらくある。
オータムフェアの担当だった私と優希ちゃんは今度はサポート役に回るわけだけど、それが頭を抱えている問題ではない。
優秀な優希ちゃんは、私の悩みを探るべく、お外ランチに誘ってきたわけだ。