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きっかけは?
第2章 年下の男の子🎵
「先輩、どうしました?って、多分土方さんの事でしょうけれど。」
「私、フェアで頭いっぱいで、実はヒサオの誕生日を知らないことに気づいたのよ。」
「聞けばいいじゃないですか。」
「そうなんだけど、もしかして年下?疑惑があって。」
「はい?」
最初、あの痴漢騒動のあとの店で年齢の話をした。
ヒサオが28といって同い年だと思ったが、本当に同い年なのか?
あのサプライズの誕生日を迎えて私は29になったのだけど、ヒサオは誕生日を迎えて28なのではないか?
それに、既に誕生日が来てしまっていたら、一緒にいるのにお祝いをしなかったなんて、、
もし、これからだとしても、何ヵ月かは年下だ。
「先輩?年下じゃ、ダメなんですか?」
「ん~、ダメじゃないけど、同い年だと思ってたのに、、とか?
頼りにしてたのに実は年下とか?」
「それ、土方さんと一緒にいるのに妨げになるんですか?」
「ならない……けど。
一緒にいるようになってから誕生日が来てたのに、自分だけ祝ってもらってたなんて、、かといってこれからなら確実に何ヵ月か年下だなって。
サプライズにしたいけど、どうやったら誕生日わかるかなって思いつつも、年下だと知るのも怖いような、、、ってね。」