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第1章 レポート

大岩は、指先を使い、乳首、割れ目、性感帯を的確につつく。啄む。
肉体よりメンタルにダメージを与える方が良い。
その判断は正解だった。

そして、大岩は知ってか知らずか…

彼の薬漬けの体から出る汗は、触れるとヒリヒリ、しかも淫媚な感覚が体に残る。つまり媚薬効果があるのだ。
指先にも当然汗がまとわりつき、大岩はその汗を的確にマリエの敏感な箇所に触れさせていく。

大岩に触れられた部分が高まっていく。
ジュンとする割れ目。
つつかれる。啄まれる度に。

「っ！！」

吐息がもれる。
さすがに焦るが、敵が反則まがいなら、こちらも急所に一撃を！

「くっ！っ！」

卑猥な吐息を漏らしつつ、豹の眼差しで敵の急所を狙う。

(体がおかしい…でも負けるわけにはいかない！)

攻めているのはマリエだが、焦り始めているのも疲れ始めているのもマリエだ。

「んっ！」

「…ッ！」

「くうっ！」

「ンッ！」

はあはあ。

マリエの息が荒い。

それでも捕まらないマリエ。

観客の三人の大学生。

オッサンの方もスタミナ切れたんじゃ話にならんよな？
ってことで…

次はロープにハンディを…

マリエがロープに背中を預けたとき、ネチャっと貼りつく感覚が。剥がれない！トリモチは強力なガムテープ。

何でこんなところに！？

「すんません、さっき宅急便送ったとき、そこにガムテープを貼ったままにしちゃいました(嘘)」

「でも、実戦ならそんなこともありますよね！マリエさん頑張ってください」

オッサン、もうハンディあげられないよ～
頑張れ！オッサン！