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カナの働き方
第1章 契約更新"交渉"
 カナは昼休憩を終えると、すぐに身支度を整えに化粧室に向かった。彼女はそこで口紅を塗り直したりした。

「これで良し。島さんのとこに急がなきゃ」

ある程度整えた彼女は、会社を出るとタクシーに乗って『島貿易』の本社に向かった。暫く乗ってると、タクシーは小さなビルの前に止まった。カナはお金を払ってタクシーから降りると、そのビルの一階に居る受付に声をかけた。

「柊木香菜です。社長さんと”ご交渉”をする為、伺いました」

受け付けの男性は慣れた様子で言った。

「香菜様ですね。右手奥のエレベーターで最上階に向かって下さい」

カナは言われた通りにした。エレベーターで最上階に行くと、六十代位の男性が一人で待っていた。

「島社長。お待たせしました」

カナはエレベーターから降りると、その男性に会釈した。島はカナに近づくと彼女の下腹部を触りながら言った。

「カナちゃんよく来た。今回もこの子宮でたくさん”交渉”してもらうぞ」

 カナと『島貿易』の社長、島健一(しまけんいち)氏との取引が始まったのは数年前。当時『帝國』はグローバル企業化を目指しており、手始めにアメリカでの事業展開をと考えていた。しかし今まで国内でしかビジネスをした事のない『帝國』には、アメリカにおけるビジネスノウハウが全く分からなかった。そこで白羽の矢を立てたのが、主に日米両国で活躍する『島貿易』だった。
『帝國』の社長は早速『島貿易』にアメリカでのノウハウを教えて貰えるよう交渉する為に、カナの上司を派遣した。彼はカナを連れて島社長との交渉を開始した。そこで幸運な事が起こった。島社長がカナの肉体に一目惚れしたのだ!島はカナのお尻を触ったり、偶然を装って胸を触ったりした。普通の女性なら嫌悪感しか抱かないだろう。しかしカナは違った。彼女は島が持つ、自分に対するスケベな思いを利用した。

「もし我が社と取引してくれたら、わたしを好きに犯しても良いですよ?」

島は即座に同意した。こうして『島貿易』は『帝國』のアメリカ進出を全面的に支えるという契約が結ばれた。カナはその代わりに、月一回”契約延長交渉”の名目で島に抱かれることになっていた。

「今回も島さんの熱い精液で、わたしの子宮を溺れさせて下さい」

カナはそう言うと島の口の中に自らの舌を入れた。島もそれに応じる様に、カナの唾液を吸い取る様なディープキスをした。
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