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メンタリズムな恋…
第13章 先生、冷たいよ



「行くよ…。アイツを母親という呪縛から解いてやるのが俺の仕事だ。」


先生が私の頭を撫でてベッドから出る。

空はもう朝を迎え夏らしい明るい日差しが窓から差し込んでる。


「私も…。」


先生を追い掛けてベッドから出る。


「亜子は…。」

「私は助手です。」


先生のシャツを握る。


「そうだったな…。」


先生が私の顎を曲げた指で軽く持ち上げる。

目を閉じる。

先生を信頼する証…。

先生は私の唇に唇を重ねる。

1つになりたいのだと…。

私への思いが伝わって来る。

私は石井のものじゃない。

私は先生の女だ。

プロポーズをしたのは私…。

私が先生を欲しいと望んだ。

そこに石井の意思は入ってない。

だから私は石井の支配は受けてない。

先生の身体に手を回し、より深いキスを先生に求める。

先生の身体に自分の身体を密着させて踊るように先生とディープなキスで気持ちを確かめ合う。


愛してると…。

誰よりも…。


糸を引き離れる唇を先生が指先で拭う。


「さっさと決着付けて亜子を抱く…。」

「スケベ…。」

「男はそういう生き物だ。好きな女をベッドでヒーヒー言わせて支配したいと欲望を持つ。」

「悪いけど、支配は受けませんからね。」

「その意気だ。」


先生がとびきりの笑顔で笑う。

この笑顔が好き…。

ずっと笑ってて欲しい。

ボロ雑巾でもいいから…。

私だけの幸之助で居て欲しい。

その為にも石井の問題を片付けてやると意気込む。

私も先生もメンタリストだ。

石井を逮捕は出来ないが人として石井の心を癒してやる必要がある。

人は薄っぺらなメンタリズムでは支配なんか出来ないのだと石井にわからせる。


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