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メンタリズムな恋…
第14章 先生、気障過ぎる
石井がクックッと笑い出す。
「見ろよ…。この女…。いやらしく乳首を立てて悦んでやがる。」
石井の言葉は先生へ向けたもの…。
助けて…。
声にならない叫びを先生に送る。
「本当はあの日からお前を俺に相応しい完璧な女にする予定だったんだ。」
石井が私の乳首をナイフで捏ねる。
冷たい刃先が私の乳首をチクチクと刺激する。
「あんっ…。」
有り得ないほどの快感が身体を貫き身体を捩る。
「じっくりと調教して、俺好みの淫乱な女にしてやろうと思ってた。」
ナイフが当たる反対側の乳房を優しい手つきで石井が撫でる。
はふん…。
更なる熱い吐息を漏らす。
「毎日、俺を求める淫らな女…。病院じゃお前の恥ずかしい姿を毎日のように想像した。」
乳房を揉む手がキュッと私の乳首を摘む。
恐怖と痛み。
「あんっ…。」
そして信じられない快感…。
「見て貰え…、お前の淫らな姿を…、俺の弟だと名乗る馬鹿な男に…。」
くるりと私の身体が反転させられる。
石井が背後から抱きつき私の乳房を揉みしだく。
「はぁ…はぁ…。」
悶えちゃう。
石井の凌辱には恐怖しかない。
なのに…。
私は悦ぶ姿を先生の前で晒してる。
首にはナイフが突き付けられたまま…。
片桐さんが泣きそうな顔で銃を構えてる。
先生は…。
まだシャッターの前で立ったまま…。
じっと私が石井に犯される様を見てるだけだ。
「綺麗な乳首だな…。まだ男を知らないのか?」
石井が私の耳元で囁く。
石井の支配を受けた日から…。
ずっと石井の女だったから…。
だから私は他の男の人に興味が持てなかったのかもしれない。