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メンタリズムな恋…
第14章 先生、気障過ぎる
幸せな夢を見る。
とても暖かで気持ちのいい夢…。
負の感情を感じない世界…。
少し緊張してドキドキするけど、それも幸せな期待へと変わる夢…。
彼が私の前髪を避ける。
晒された額に口付けをする。
これは3歳の時の夢…。
「亜子…。」
そんな声がする。
まだ、起きたくないの。
この幸せな夢の中にもう少しだけ居たいの。
キュッと私は目を閉じる。
サワサワと胸の辺りで何かが動く。
「んはぁ…。」
吐息を漏らして身体を捩る。
「亜子…。」
もう一度、あの声がする。
身体にビリッと危ない電気が走り、私はカッと目を見開く。
「亜子…。」
目の前に先生の顔がある。
やたらと近いとか考える。
「せ…んせ…。」
「やっと起きたか?」
そのまま先生が私の頬にキスをする。
暖かいなとか思う。
「先生…。」
彼の首に腕を回せば彼が私に応えるように唇にキスをする。
さっきの夢のように幸せな気持ちだけで胸がいっぱいになる。
胸が?
間違いなくモミモミと揉まれてる。
しかも…。
私の身体は完全な全裸だと気付く。
「くっ…!?」
先生のキスが容赦なく深いキスへと変わっていく。
無理矢理に私の口をこじ開けて先生の舌が私の口の中へ侵入する。
「んーっ!?」
目を開きジタバタと無様に踠く。
先生が慌ててキスを止める。
「なんだよ?」
不機嫌な表情で私を見る。
よく見れば先生も全裸になってる。
「ここ…、何処!?」
「ペントハウス…、起きないから俺が運んだ。」
「今…、何時!?」
「夕方…。質問はもういいか?」
先生の手が再び私の乳房を揉みしだく。