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メンタリズムな恋…
第4章 先生、油断大敵です



着替える為にお風呂に行く。

軽くシャワーを浴び、夕べ干した下着を確認する。

下着はちゃんと乾いてる。

少しホッとしてお風呂から出た。


「パンツは乾いてたか?」


先生が呟くように聞いて来る。


「うんっ!」


と元気良く答えてから固まった。


「せん…せい?」

「ん?」

「まさか!?私の下着っ!」

「ああ、夜中にトイレに行ったら干してあったから早く乾くように裏返した。」

「ひぃぃぃっ!?」

「中身を見た訳じゃないから、いちいち悲鳴を上げるな。」


やっと先生と会話が成り立って来たかと思えば、碌でもない話ばかり…。


「スケベ!先生の馬鹿っ!勝手に人の下着には触らないでっ!」


先生に向かって枕を投げ付けても先生は軽々とそれを受け止める。


「腹…、減った。」


そう呟くと先生は部屋を飛び出して行く。


「待って…。」


バッグを引っ掴んで慌てて先生を追いかける。

この人について行く。

それが私のバイト…。

ホテルのレストランと言ってもカフェ程度のお店しかない。

宿泊費に含まれる安物のモーニングはトーストと茹で卵とコーヒーだけというレベル。

パサパサのパンを千切っては口に入れ不味いコーヒーで胃に流し込む。

先生はずっと不機嫌な顔をして茹で卵を睨んでる。


「また食べないのですか?」

「見るからに不味そうだよな。」

「普通のパンですよ。」

「……。」

「先生が泊まってるペントハウスみたいに豪華なホテルの朝食を期待はしないで下さい。ここの経費は警視庁が出してるのですから…。」


私の嫌味に先生が更に嫌な顔をする。


「だったら行くぞ…。」


先生が席から立ち上がる。

いざ横浜へ…。

コーヒーすら、ゆっくりと飲めないバイトだとため息を吐く。


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