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メンタリズムな恋…
第5章 先生、何処に行ったの?



あの人から学びたい事は多い。

何よりもあの人が居ないと不安になる。

この気持ちが何なのかわからない。

私がぼんやりと考えてると片桐さんの車に装備された無線が鳴る。


『当該捕獲、ポイント…。』


よくわからない暗号の様な言葉が無線に流れ出す。


「A35、了解。」


片桐さんが無線に応答する。


「何かありましたか?」


事件とかなら私は片桐さんに迷惑を掛けてる。

いや、厳密にはボロ雑巾がめちゃくちゃ迷惑を掛けまくってる状況だ。


「大丈夫ですよ。この先のサービスエリアで大和さんを捕獲したと所轄から連絡が入っただけです。」


片桐さんは爽やかに答える。


「捕まえたんですね。」


思わず笑顔になる。


「良かったですね。」


片桐さんも嬉しそうに笑ってくれる。

優しい人だな。

カッコいいし…。

きっとモテモテなんだろな。

慣れない男の人とのちょっとしたドライブというだけで緊張しちゃう。


「三好さんのバイトが終わったら…。」


片桐さんが呟く。


「私のバイトが終わったら?」

「何処かに遊びにでも行きませんか?」


はにかんで笑う片桐さんにドキリとする。

これって!?

もしやデートのお誘いですか!?


「わ…、私なんかと遊んだりしたら片桐さんの彼女さんが怒りますよ。」

「残念ですが彼女とか居ないです。」


うひゃーっ!?

やっぱりデートのお誘いだぁ。

顔が熱くて手で押さえて冷やそうとするけど、その手までもが真っ赤に染まり熱くて堪らない。


「三好さんが迷惑なら…。」

「迷惑とか…、ないです…。」

「なら、良かった。」


片桐さんがホッと息を吐く。

生まれて初めての男の人の誘い。

それも大人の男の人からの誘いを受けてるとか今までにない経験だからと私の世界が一気に薔薇色へと変わっていく。


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