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メンタリズムな恋…
第6章 先生、繋がってます



狡い…。

こんな事されたら逃げられない。

頭に沸騰した血が登る。

顔が熱くて堪らない。

先生の視線が痛くてギュッと目を閉じる。

コツりと額に先生の額が当たる感覚がする。

近いよ…。

先生の息が鼻先を掠める。


「逃げないのか?」


意地悪な質問…。

どうしていいかわからないよ。

こんな事、誰にもされた事がないもん。

目を閉じたまま唇が震える。

喉がカラカラに乾くほど全身に熱が帯びる。

乾いた唇に何かが触れる。

柔らかい…。

ふにふにとした感触を感じる。

そう柔らかいものが私の下唇を挟む。

ゆっくりとそれが離れてく。


「ごちそうさま。風呂、入れよ。」


そう言った先生が私からあっさりと離れる。


「ふにゃぁ…。」


その場にへたり込む。

キス…。

された…。

多分…。

てか、私のファーストキスが奪われた!?

慌てて目を開けて先生を探す。

先生はソファーで膝を抱えて座ってる。


「ちょっと…。」


どういうつもり?

叫びながら立ち上がろうとすればガチャガチャと私の手首で音が鳴る。


「ひぃぃぃっ!?」


先生に掛けたはずの手錠なのに私の両手首にしっかりと掛かってる。

これでは私の方が逃亡する犯罪者扱いだ。


「やだぁ…、ちょっと…、先生っ!これ外して下さいよ。」

「自分が嫌がるものを人に付けるな。」

「ごめんなさい、ごめんなさい。だから早くこれを外してっ!」

「それ、手品用の玩具だからすぐに外せるぞ。」

「私には外せないもんっ!」

「こっちに来い。」


先生が私を見て笑ってる。

おいでと手招きする手に従って先生の前に立つ。

手錠が掛かる手首を差し出せば鍵も使わずに先生があっさりと手錠を外す。


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