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風俗ごっこ
第3章 3 ピンキャバ嬢マリリン
当たってしまう。

 あたしは口腔内に咥えたまま舌で刺激する事を諦めて、一旦、口から外す

と手で扱きながら先端部分を舌先で舐め上げていった。

 大介は気持ち良いのか身体をカチカチに固めて快感を受け入れている。

 無言の夫の視線が気になるがあたしの後方に居て表情が分からない。こん

な状態で夫の事を気にしているのが馬鹿みたいと自分でも思った。

「ああっ、もう駄目、いく、出るっ!」

 大介の身体がぴんと真っ直ぐになった。射精するんだ。

 あっと思った。

 ティッシュの用意をしていない。

 このまま出されたらドレスが汚れてしまう。

 あたしはとっさに亀頭部分をパクリと咥え込んだ。

 その瞬間どくどくと間欠泉のように大量の精液が口の中に溢れてくる。口

を大きく開けていたため思わずむせそうになり、仕方なくごくりと飲み込ん

でしまう。

 そのままじっとして精液が出なくなるのを待った。

 射精が納まったのを見計らって舌でなぞるようにしながら男性自身を口か

ら外す。まだ口の中には精液が残っていたが、その残りも飲みこんでしまう。

「ごめん、口に出しちゃった」

「大丈夫、あたしちょっとうがいしてくる」

 そう言って立ちあがりながら後ろに居た夫の表情を窺った。

 夫は下を向いていてどう言う表情か分からなかった。飲んでしまった事は

ちょっとやり過ぎた。
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