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第1章 1　淡白な夫の特効薬

夜を堪能することになった。

　その日からマリリンはキャバ嬢だったり、デリヘルのコンパニオンだった

り、ついには我が家自慢の広めのお風呂に敷ける事が分かって買い込んだ、

エアマットを使うソープ嬢になったりした。

　そこまで来るともうこれ以上はないなと思っていたのだが、イメージプレ

ーの究極なのかＳＭ倶楽部のＭ嬢の役がまわって来た。

　後ろ手に縛られ、同じく拘束された夫の目の前で壁の鏡に固定されたディ

ルドを挿入されて犯され絶頂するＭ嬢という設定だったのだが、夫はディル

ドに犯されるあたしの姿に興奮しペニスに触れることなく達して射精した。

　あたしがディルドに犯されて絶頂するまさにその瞬間でだ。

　主人は妻のあたしが犯されることに興奮したのか？それともマリリンと言

う別人が犯される事に興奮したのか？

　普段底抜けに明るいと言われるあたしは一瞬鬱になりかけた。