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風俗ごっこ
第6章 6 本番の無いソープランド葵
「なんだろう」

「大介の精液を素股の手の平で受けたものよ。素股だから手の中に出すしか

ないの。だからほら手から排水溝に流して手を洗ってるでしょ」

「ほんとだ」

コマ送りを止めてみると掌の白濁した精液が一層はっきりと分かる。

「入れられて中出しされたんじゃなかったんだ」

「あたり前じゃない。妬いてたの?」

「感情をどう処理して良いか分からなかった。平然として冷静な態度を装っ

ていたけれど、内心はドロドロの感情で溢れそうになっていた」

「それでいて興奮してるんでしょ?」

「その通り」

「じゃあね、今度はそのドロドロを静めてあげる。大介さんにしたのと同じ

事をして見たい?」

 そう言うとあたしは素肌に一枚だけ纏ったバスローブを肩から外し、全裸

の姿を夫の目の前に晒した。



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