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風俗ごっこ
第8章 8  ソープ葵のオプション3Pスペシャルメニュー
 あたしを大事に思ってくれる夫の気持ちがなければ、背徳の快楽にあたし

は魅せられてしまう。

「分かった。疑うような事を言って済まなかった」

 不意に夫の態度が一変した。どう言う事?

「葵を疑うなんてな、ホントどうかしていた」

 何か変だ、何かが違う。夫の言葉をその通りに受け取る訳にはいかない。

こういう話し方をする紀和は絶対別な事を考えている。第一、ついこの間ま

で本当に挿入を許したのではないかと疑って最悪な態度を取った事を忘れて

るのか。その疑いが晴れたと思ったら、また蒸し返し。夫の頭の中はどうな

っているのか。

 挙句の果ては自分とのセックスより大介との素股の方が感じたのではない

か、大介の大きな男根に魅せられているのではないかと、まるで子供が駄々

をこねているようだ。

「それでさ、明日は前と同じ様に俺の目の前で大介と風俗嬢ごっこをしても

らえないか?」

 そう言う事か。

「ふーん、ホントは信じてないでしょ」

「信じてるさ。バスルームに行く前は俺が見ている前でいろいろしてたじゃな
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