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第9章 妻たちの性技

　「エッ…ス、スゴィ…二発目だっていうのに…まだ、こんなに…」

散々、焦らされたせいだからだろう…

射精の勢いは凄まじく、ビュルビュルと幾度と無く、長いコト噴出を繰り返し、
その度に歩子の顔面が衝撃を受け、ドロドロとした彼の精液で真っ白に汚されていく…

ソレは美紀の思惑通りの結末となったのか…

　「…なっ、直人…ス、スゴイわ…貴方の濃厚な精液で…
歩子さんの顔が…あんなにベットリと…アアアッ…イイッ！」

旦那の精液塗れとなっていく歩子の姿を見て、ボルテージが最高潮に達したかのように
美紀が二度、三度と激しく縦に腰を跳ね上げ、
膣口から迸った淫液がオモラシしたかのように、ジワーッと一気に垂れ流されてイク…

面接時、未遂に終わった彼の悪行が今、『顔射』というこの上ない形として
夫である私の目の前で成し遂げられていた…

こうして、思わぬ形で受けることとなってしまった生まれて初めての『顔射』の洗礼を
歩子は別にイヤじゃないというのか…

　「フフッ…まさか口に出すんじゃなく、
今度は顔に掛けられるコトになっちゃうだなんて…」

彼の熱く煮え滾った精液を顔イッパイにブッカケられ、目も開けられないという状況を
逆に愉しんでいるかのように、余裕の笑みを浮かべながら…

　「アッ…歩子さん…アアアッ！」

舞い戻ってきた温もりに、彼が腰を引き、みっともない恰好にさせられていた…

最期の一滴まで搾り出そうとしての仕業か…
射精真っ只中のイチモツを躊躇うことなく、頭からパックリと深く頬張り、
勢いの収まり掛けた残りの分の精液を逃がさないよう口の中で全て受け止めている…

　「…そ、そんなっ…あっ、歩子ッ！」

私は黙って見て居られなかった…

　「フフッ…ご主人、ソレは私も黙って見過ごす訳にはイキませんよ」

…と、私の暴挙を見て、すかさず一番奥の方から、ダメ出しの声が飛んでくる…

　「なっ！」

ソレは私の頭の中から完全に忘れ去られていたお目付け役の彼女の一声だった…

ココまでの間、ずっと介入するコトなく、
私たちのプレイに目を光らせていたもう一人の麗しき若い女性が、
私の犯行現場を取り押さえ、ニヤリと得意げな表情を魅せている…

ソレ程動転していたのか…気付けば、私は無意識の内に、
歩子の元に駆け寄り、入ってはイケない相手側のベットに勃ち入ってしまっていた…